もりはやメモφ(・ω・ )

インフラなエンジニアからSREへ

SRE Lounge #7の感想

SRE Lounge #7に参加してきて、週末の疲れと軽いアルコールが体を回っているため寝ようと思ったのですが、どうにもテンションが収まらないので気持ちを文章に起こすことにします。おそらく文章としては荒い内容になるでしょうがそれもエモみですね。

目次

はじめに

本日1/18(金)、以下のイベントに参加しました。

sre-lounge.connpass.com

セッションとしては3つで、どれも有意義で刺激的でした。何が刺激的だったか、何を有意義と思ったのかをそれぞれ順不同に書いていきます。

事業成長とキャリア形成の観点からSREを立ち上げた話 天野さん

順番としては最後のセッションのSpeee 天野さんは、SRE(エンジニア)ではなくてリードエンジニアとして、組織についての話をされていました。 柔らかな口調でユーモアにぼやきつつ、しかし内容は結構ヘビーというか凄みのある話だったのが印象的です。 私はエンジニアであり普段からチームの為を横の視線で考えていても、チームを作るという一歩上の観点というのが出来ていないんだなという良い気づきを得ました。

SREの採用が難しい事に対し、組織とスキルの観点で整理を行うことで焦点を絞り求める人材像を明確にするというのも納得感のある話でした。 そして「定量でぶん殴る」というこの言葉、とても印象深かったです。考えてみればSREである私は普段から監視をして可視化して定量化して、そして数字で殴っていました。ユーモアと強さを備えるこの言葉、有り難く頂いて節々で使っていこうと思いました。

SRE的チーム開発Tipsやベストプラクティスっぽい何か おぐま (ktykogm) さん

1番手、会場提供でもあるメルカリ おぐま (ktykogm) さんの発表も大変良かった。内容は勿論なのですが、その立ち振舞いから良いインフラエンジニアに求められる「細かい事に気配りが出来」、「太い芯を持っており突発的要素に動じず」、「臨機応変な柔軟さ」を備えている人物とお見受けしました。SREになる以前はインフラエンジニアだったと言うことで、おそらく個人のSLAも高い数値に違いないです。

自己紹介が終わってからのSRE論の展開は素晴らしいもので、とつとつと丁寧に知識をインプットして頂きました。

  • マイクロサービスは各サービスのサイロ化を目指す
  • SREは集合知でその幅広い職務範囲をカバーする
  • ストレングスファインダーの結果を社内で公開する
  • Toilに制限をかけ、toggl.comで可視化する
  • 戦略的SRE組織論(これはそのまま教材となるレベル)
  • 新入りSREのためにドキュメント整備する
  • SREだってアジャイル知識は必要
  • リーダブルコードくらい読んでおけ

などなど質も量も20分に収まらないボリューミーな内容でした。個人的に刺さったのは「SREでもアジャイルの知識は必要」というところで、ちょっと学んでみようかなと取り掛かる矢先に後押しをしてもらったな、という思いです。

Gunosy版「SREのミッション」策定 浜地さん

2番手の浜地さんの発表が個人としては最も衝撃を受けました。

現在私はSREチームに所属していて、肩書きもSREです。教養としてSRE本も読んだし、トイル撲滅や冗長化や自動化などの動きをある程度は取れているし、モチベーションもあります。

ただ、漠然とした理想のSREというものが常に頭にあり、それに近づけていないもやもやを抱えていたのだ、という事に気づかされました。

冒頭から「SREの定義が人によって異なる」とSREの定義および理解の難しさに言及し、だからこそ確固とした定義をする必要があるとします。 そしてSREのミッションはあくまで事業に貢献することを前提にし、やりたい技術や自チームの都合の優先度を高くすることを戒めるべき、としていました。 私が痺れたのは「SREの組織としての定義」を達成するための「SREに求められる人物像」のくだりで、一つ一つが腑に落ち、納得感がある言葉が並んでいたのです。

どこかで読んだor聞いた「言葉にした瞬間から思考とのズレが生じる」というのも事実かもしれませんが、「言葉にされたことで輪郭が定まり、理解でき、目標とすることができる」という体験をしました。繰り返しますがそれは素晴らしい体験でした。

振り返ってみると、私のチームはSREとして肩書きを掲げるという第一歩はすでに超えています(私が参加する以前よりSREと言う組織はあった)。だからこそその先の、よりSREを名乗るのに相応しいチーム、それを構成する個人としての在り方を今後に向けて決めるべきで、決めることでそれに近づく道筋も見えてくるのだろうという手応えを得ることができました。

まとめ

主催のかつひささんが開始挨拶で言っていましたが、SRE Loungeのテーマである「SRE本だけでは分かりにくいので実際の各社のSREの話を聞く」ということの有意義さを存分に感じる勉強会でした。最後に月並みですがあの素晴らしい"場"を作ってくれた運営、登壇、会場提供、参加者、その他関係者の皆様に心から感謝したいです。

おかげでより一層、SREという仕事に誇りを持つことができます。