Neo4j ユーザー勉強会 #19に参加してきたので感想メモです。
はじめに
Neo4j、私は"グラフ・データベース完全入門!"というイベントでちょっと触っただけなのですが、それ以来魅力を感じていて情報収集はしたいなと思っている勢でして、その流れで先日Neo4jUGの勉強会に参加してきました、というお話です。
イベント
当日は以下の流れで進みました。
- yFiles Programming Libraries Overview (Short Video)
- Graph Based AI/ML
- グラフデータの視覚化について
- ライトニングトーク(Lightning Talks) <-やってきた><
yFiles Programming Libraries Overview (Short Video)
yFilesというNeo4jの可視化部分の拡張機能(?)について @kojiannoura さんから紹介がありました。
初見ではYoutubeの動画も見て「綺麗だな〜」くらいな認識だったのですが、3本目のセッション グラフデータの視覚化について
への布石となっていて、「なるほど!だからyFiles!!」という感想に繋がります。
会場みんなで視聴しますhttps://t.co/K71aPHJFAJ
— もりはや (@morihaya55) 2019年1月16日
#Neo4jUsersGroup
Graph Based AI/ML
セッション2本目はAI/MLについてのお話でした。connpassページの概要をそのまま引用しまして、 AIや機械学習(ML)が流行っていますが、グラフを使ったAI/MLについて話をしたいと思います。グラフを使うとどこが違うのか「説明できるAI」に向けてどうなるのかをデモを交えながら解説します。
とあり、専門職も強く参考として拝聴しました。(なかなか理解が難しいというのが正直な感想)
AIとMLは違うのじゃ、という話。
— もりはや (@morihaya55) 2019年1月16日
昨年のGraphConnectというイベントの紹介。サイトのデザイン良いなぁhttps://t.co/xex2J7XQDm#Neo4jUsersGroup
また、HalinというNeo4jのメトリック可視化ツールのデモをされていて、スペック食うのだなぁという印象(観点が趣旨と異なるが仕方ない)
紹介資料:Monitoring Neo4j with Halin by David Allen(Partner Solution Architect at Neo4)j
グラフデータの視覚化について
@awk256 さんから、Neo4jのデフォルトの花火(以下のような)の可視化では、人間の理解しやすさとしてはまだ不足があり、それをどう改善するかという話でした。自分でd3.js書くのも有りだし、yFilesのような有償製品を利用するのも良いという話でした。
以下の流れは大変面白く拝聴しました。
- Neo4jにCypherを投げるとJSONでデータが戻り、Neo4jブラウザもそのJSONを処理して花火を表示している
- Neo4jブラウザはd3.jsを利用している
- Neo4jブラウザを個人でカスタマイズするのはなかなか辛い
- JSONをd3.jsで可視化するのは出来なくはない
- 有償のyFiles良いよ、あとbloomも
つまり、Neo4j単体では表現に限界がある(花火だから)ので、cypherで取り出したJSONをd3.jsでいい感じに見易く整形してみよう、という話なのか、やっと追いついた気がする#Neo4jUsersGroup
— もりはや (@morihaya55) 2019年1月16日
有償だけどneo4j desktop bloomを使うと、Cypherすら書かずに、Google検索なノリでNeo4jにクエリを投げられる模様https://t.co/gTGNvODe77
— もりはや (@morihaya55) 2019年1月16日
(URL違うかも)#Neo4jUsersGroup
ライトニングトーク(Lightning Talks)
私と、飛び入りの方の2本でした。自分のLTは正直中身がないのですが、だからこそLTだろという心でやりました。結果として懇親会でのコミュニケーションが捗った(気がする)のでやってよかったという感想です。
初心者ながらLTさせて頂きました!!今後も勉強させて頂きます!!!><https://t.co/EZbvWZJnyy#Neo4jUsersGroup
— もりはや (@morihaya55) 2019年1月16日
飛び入りLTの方は「生命科学データ解析を支える情報技術」という本に可視化の部分で協力したとのことで、実際のグラフ画面もチラ見せして頂いて、その複雑さに目を見張りました。
飛び入りLTの内容がすごい。本を出されるとのこと!?
— もりはや (@morihaya55) 2019年1月16日
「生命科学データ解析を支える情報技術」https://t.co/IhhCirhuT3
#Neo4jUsersGroup
懇親を通してのメモ
懇親会では当然Neo4jの話になるのですが、皆さんそれぞれのNeo4jへの思いや知見を持っており良い勉強&刺激になりました。
懇親会で聞いた話で、日本語データをグラフ化して第二言語として日本語を学ぶ人たちのためのグラフィカルな辞書作成、サービスを作ってみたいというのは実に凄いと思った!!#Neo4jUsersGroup
— もりはや (@morihaya55) 2019年1月16日
そう言えば、 #Neo4jUsersGroup で聞いたオンプレサーバーをGraphDBであるNeo4jに入れて、AnsibleのDynamic Inventryとして利用するってのは面白そうだった
— もりはや (@morihaya55) 2019年1月16日
但しノード増減時の差分確認は、単純なテキストdiffの方がやりやすいみたいな話も実に興味深かったです
最後に常々思うのですが、技術界隈のコミュニティって初心者にも大変Welcomeな姿勢がデフォで本当に素晴らしいなと言う感想で終わります。