子供の依頼を受けて、Minecraft Java Edtion on MacbookへMODを導入したのでブログします。
- 使いたいMODの確認とダウンロード
- Forgeのダウンロード
- Forgeのインストール
- Forge起動からMODをセットアップ
- 初回起動の確認
- modsディレクトリへMODファイルを配置
- MOD有効を確認して起動
似たような記事はいくつも出てくるのですが、ハマりポイントとしては記事の中断にも書いた以下です。
利用したいMODファイルを決定した後は、Minecraft Forgeを導入します。他の記事だとForgeの導入方法から始まっているケースが多いのですが、結局使いたいMOD側のバージョンに合わせる必要があるためMODを先に確認すべきかと思います。
試した環境は以下の2パターンです。Javaのバージョンが1.8系ならmacOSのバージョンは気にしなくて良さそうです。素晴らしい言語ですね。
- MacBook Pro (13-inch, M1, 2020)
- macOS Big Sur 11.7
- MacBook Pro (13-inch, 2017)
- macOS Ventura 13.0
使いたいMODの確認とダウンロード
今回導入するのは"Real Train Mod"です。なぜこのMODかといえば、子供が電車好きだからです。
"minecraft real train mod" のキーワードで検索。以下のページがTopにでてきました。
https://www.curseforge.com/minecraft/mc-mods/realtrainmod/files
ここで重要なのは"どのバージョンを導入するか"です。
このRealTrainModの最新versionとして"RTM1.7.10.44_Forge10.13.4.1558.jar" と表示されていますが、これは各MODの作者によって自由に付与されるようですので、参考にはなりますが重要ではありません。
最も重要なのは赤丸で囲った"Game Version"の部分です。ここでは"1.7.10"とあり、これと同じバージョンのMinecraft Forgeを導入する必要があります。
続けて"Recent Files"の一覧をみていきます。ここでは時間軸で新しい順に更新されたMODファイルが表示されています。重要である"Game Version"を見ると、RealTrainModでは大きく2つのバージョン系統があるとわかります。(1.7.10と1.12.2)
ここでどのバージョンを選択するかは自由ですが、私は以下の条件で"RTM2.4.23-42_forge-1.12.2-14.23.2.2611.jar"を選択しました。
- Game Versionは新しいほうが良い -> 1.12.2
- Downloadsの数が多そうな方 -> 1.12.2
- 1.12.2系で最も最新のMOD -> RTM2.4.23-42_forge-1.12.2-14.23.2.2611.jar
RTMに必要なNGTLibを導入
このままForgeの導入へ進みたいところですが、RealTrainModの注意書きとして以下があります。
※MODは解凍せずにmodsフォルダに入れてください。当MODはNGTLibが前提MODですので、一緒にmodsフォルダに入れてください。 Put MOD in mods folder without decompression. This mod need NGTLib, please put in the mods folder together.
そのため前提MODであるNGTLibも導入します。
https://www.curseforge.com/minecraft/mc-mods/ngtlib/files
ここでもバージョンの選択は重要です。同じ開発者の方であるためRTMのバージョン表記と同じルールになっているようです。ここでは1.12.2系の最新である"NGTLib2.4.20-37_forge-1.12.2-14.23.2.2611.jar"を選択しました。
Forgeのダウンロード
利用したいMODファイルを決定した後は、Minecraft Forgeを導入します。他の記事だとForgeの導入方法から始まっているケースが多いのですが、結局使いたいMOD側のバージョンに合わせる必要があるためMODを先に確認すべきかと思います。
Minecraft Forgeは以下のサイトからDLできます。 https://files.minecraftforge.net/net/minecraftforge/forge/index.html
RTMのMODに対応しているのは"1.12.2"であることはわかっているため、左ペインから該当のバージョンを選択します。
古いバージョンであってもLatestとRecommendedでバージョンが異なりますが、こだわりがないのでRecommendedを選択します。
様々なサイトで注意喚起されていましたが右上の”SKIP”になるまで他をクリックせずに待ちます。
"SKIP"を押すと無事に"forge-1.12.2-14.23.5.2859-installer.jar"をダウンロードできました。
Finderには以下のようにファイルが並んでいるはずです。
Forgeのインストール
前提としてJavaのインストールは済ませてください。
"forge-1.12.2-14.23.5.2859-installer.jar"をダブルクリックします。
警告を確認
"Security & Privacy"で"Open Anyway"を選択します。 問題なければ以下のようにForgeのインストーラが起動します。
"Install client"を選択して進めます。問題なければ以下の成功ポップアップが出ます。
Forge起動からMODをセットアップ
ここまで来てやっとMinecraftを起動します。 インストールができていれば"forge 1.12.2..."を選択できるはずです。
ここで一気にPlayと行きたいところですが、初回は起動構成を修正します。お好みなところはありますがMODをバージョンごとに使い分ける必要があるためフォルダは専用バージョンへ変更しておきましょう。
今回は以下としました。*1
/Users/<USERNAME>/Library/Application Support/minecraft/versions/1.12.2-forge-14.23.5.2859
また”MORE OPTIONS"から"JAVA ARGUMENTS"についても"-Xmx2G"から"-Xmx4G"へ変更しておきます。メモリの余裕があるためお気持ちとしてです。
この時点では初回起動前ですので、該当ディレクトリにはJSONファイルしかありません。
$ ll "/Users/morihaya/Library/Application Support/minecraft/versions/1.12.2-forge-14.23.5.2859/" total 32 -rw-r--r-- 1 morihaya staff 12K Nov 6 10:48 1.12.2-forge-14.23.5.2859.json
起動します。警告が出ますので自己責任で了承します。
起動エラーへの対策(Javaのバージョン不一致)
と思ったら以下のエラーが出てしまいました。どうも導入したJavaのバージョンが良くないようです。
Failed to download file. Error details: Couldn't select a valid version of the Java runtime to download.
前提としていたJavaのインストールで、私はバージョン11系を利用していました。どうやらMinecraftは8系が必要そうでしたので、asdfで導入済みだった以下へ変更しました。
/Users/morihaya/.asdf/installs/java/corretto-8.352.08.1/bin/java
初回起動の確認
初回起動後はそのままゲームを終了してください。
強いてあげれば左下の"4 mods loaded"を確認しましょう。これがこのバージョンの初期値ですので、うまくMODを追加できればこの数字が5以上になるはずです。
modsディレクトリへMODファイルを配置
初回起動に成功したのでディレクトリを確認したところ、いくつかのディレクトリと一緒にmodディレクトリが作成されています。
$ ll "/Users/morihaya/Library/Application Support/minecraft/versions/1.12.2-forge-14.23.5.2859/" total 20216 -rw-r--r-- 1 morihaya staff 9.7M Nov 6 11:14 1.12.2-forge-14.23.5.2859.jar -rw-r--r-- 1 morihaya staff 12K Nov 6 10:48 1.12.2-forge-14.23.5.2859.json drwxr-xr-x 5 morihaya staff 160B Nov 6 11:24 config/ drwxr-xr-x 6 morihaya staff 192B Nov 6 11:27 logs/ drwxr-xr-x 2 morihaya staff 64B Nov 6 11:23 mods/ drwxr-xr-x 2 morihaya staff 64B Nov 6 11:23 resourcepacks/ drwxr-xr-x 2 morihaya staff 64B Nov 6 11:24 saves/
このmodsディレクトリへMODファイルを配置します。CLIに慣れている人なら以下のコマンドが楽です。
$ open "/Users/morihaya/Library/Application Support/minecraft/versions/1.12.2-forge-14.23.5.2859/mods"
配置しました。
MOD有効を確認して起動
やりました!"6 mods loaded"となっていることが確認できます。あとはゲームを楽しむだけです。MODによってより広がったMinecraftの世界を楽しみましょう!
*1:"Application Support"に空白があるのがWindowsっぽくて好きではありませんね...