いよいよ本当に年の瀬が迫ってきたので、2019年を振り返ります。年の初めに目標をこのブログに書いておいたので、それを見ながらやります。
2019年は「心技体」の3軸について定量的な目標を掲げました。*1
心の目標 の振り返り
「個からチーム、組織へ」を掲げていました。チームとしてうまく機能するためのアジャイル開発を学ぶべく、以下の本を読むことを目標としていました。結果としては1/3を達成しています。
- 読んだ
- SCRUM BOOT CAMP
- 読んでない
- アジャイルサムライ−達人開発者への道−
- スクラム現場ガイド -スクラムを始めてみたけどうまくいかない時に読む本-
達成できたこと
「SCRUM BOOT CAMP」は素晴らしい本で、アジャイル開発とスクラムについての入門書としては最適でした。"ベロシティ"、"バックログ"、"スプリント"、などのスクラム用語や、ロールとしてのスクラムマスタ、プロダクトマネージャなども概要を理解できたのはこの本のおかげです。
また、今年はチームメンバが4人も増えたこともあり、オンボーディングの機会にも恵まれました。各社の事例や、SRE本を参考に率先してオンボーディングに参加する意識は持てたと感じています。
達成できなかったこと
後半2冊については、購入はしたものの積み本と化しています。言い訳はいくらでもあるのですが、最も大きいのは日々の業務にアジャイル開発が適用できる気がしないと感じたためです。 現職ではSREというチームにいる私ですが、1日に3~5回程度の問い合わせ対応が日常的に発生し、都度割り込みタスクとして対応を行うなどしています。
一方でスクラムはバックログでタスクを細分化&整理し、それをスプリントごとに振り返りを行うといった、ある程度予定可能な見積もりと計画を前提しにして都度修正を行う技法である認識で、今の状況にはマッチしないと感じてしまいました。
こうして振り返ってみると、自分の働き方にマッチしないと感じたからこそ他の本も読むべきだったなと考えています。なぜならやりたいのはスクラム自体ではなくて、チームが効率的に働ける仕組み作りのヒントを学んで実践したいからです。入門的な1冊から雰囲気を学んだだけで判断するのではなく、知識を広げて何かを掴むためにも複数の本を読むべきだったと考えてます。
よって残りの2冊については2020年への宿題とします。
また、達成できたこととして、チームのオンボーディングに積極的に参加できた、と記載しましたが、じゃあそれは良いオンボーディングだったか?という問いを自分に投げかけると反省がとても多いです。 お世辞にも体系的ではなかったし、自分のタスクでいっぱいいっぱいになってしまった期間も多いですし、既存メンバの巻き込み方も微妙でした。
技の目標 の振り返り
技はそのまま技術として、アウトプットを心がけるために「ブログを習慣化」を掲げていました。
達成できたこと
- 最低限の目標として、月に1回
月に1回は達成したと判断します。正確にいうとこのブログでは4月が0件なのですが、会社ブログを4/12に頑張って書いたのでまあ良し、としています。
「習慣化」の定義次第ではありますが、自分の中に「そろそろブログ書かないとなぁ」という意志が芽生えるようになったことは、一つの達成だと考えています。
達成できなかったこと
- 努力目標として、小ネタで良いので週に1回
週に一回という目標は、全くもって達成ができませんでした。反省点として「週に一回=週末になんとかしよう」という発想になりがちで、とは言え週末ってのんびりしたいという甘えがどうしても出てしまいました。
この目標を達成するためには発想の転換が必要で、週という単位ではなくて、ちょっとした発見などを随時軽い気持ちでブログに投稿することを習慣化できればと考えています。会社で利用しているesaというドキュメントSaaSの投稿数については日報などの底上げも多少ありますが社内でも多い方でして、書くこと自体の抵抗はさほどありません。
業務内容を伴わない感じに内容を選んでブログに小刻みに残していければいいなと思っています。しかし、業務中にやるならせめてQiitaにして会社のOrganizationに貢献すべきでは?という考えもあり、今も迷っています。*2
目標以外についても
技術イベントなどでの登壇に関しては、今年も機会に恵まれました。自社が会場となっているイベントが多いのも、むしろ好ましいことだと考えています。
- 2019-01-16 Neo4jユーザ勉強会#19 - LT
- 2019-01-26 Backlog World 2019 - LT
- 2019-02-20 Neo4jユーザ勉強会#20 - LT
- 2019-02-21 Backlog World 2019 reCap - LT
- 2019-03-16 RPA勉強会 - LT
- 2019-04-18 Akamaiセミナー - セッション
- 2019-06-07 JBUG 東京#10 - LT
- 2019-08-01 Terraform meetup Tokyo #1 - LT
- 2019-08-05 OiStudy #2 - ショートセッション
- 2019-08-20 社内LT大会 - LT
- 2019-08-21 OiStudy #3 - ショートセッション
- 2019-09-07 JAZUG 9周年イベント - LT
- 2019-09-18 Engineer Onboading Meetup #2 - LT
- 2019-10-26 JAZUG札幌支部(きたあず) #23 - LT
- 2019-12-06 Neo4jユーザ勉強会#28 - LT
- 2019-12-08 July Tech Festa 2019 - ショートセッション
反省点としてはLTが多く、技術的に一定のレベルであったり*3、自社の知見をちゃんと伝えるような発表があまりできていないことですが、それもまた機会に恵まれればというところで、来年もCFPなどに積極的に参加していきたいと考えています。
体の目標 の振り返り
運動をしましょう、という目標です。
達成できたこと
何の成果もえられませんでした。。。
達成できなかったこと
- 月に1回は1時間以上の運動をする
ジョギングや、水泳などは2ヶ月に一回程度のペースでは維持できました。 体重の増加はあるものの、走れば10Km以上、泳げば1km以上の1時間以上の有酸素運動はできていたので、それを月に1回に心がけたいと思います。
- 1回はフルマラソンの大会に出る
フルマラソン、これもいまいち意欲が湧きませんでした。個人的な思想として「1ヶ月程度の練習期間があれば常にフルマラソンを完走できる体力は維持する」というものがあり、今もそれは維持できている認識です。しかし、モチベーションアップやちゃんとした計測という点で大会参加は意義がありますので、来年こそは参加します。
- 軽度な筋トレを日常的にする
気がつけばダンベルはホコリがかぶり、腹筋や腕立てをしない日々が続いてしまいました。筋肉体操の本を年末に入手したので、2020年こそ習慣化させたいと考えています。
総括
達成できたこと、達成できなかったこと、それぞれありますが今年も総じて良い年でした。仕事面では大きな新しいサービスリリースに関わり、なんとかやりきることができましたし、家庭は基本的に平和で子供もすくすくと成長していることを実感できています。*4
思い出深いのは11月で、初めての海外カンファレンスであるMS Igniteに参加し、期待以上の刺激と学びを得ることができましたし、そのすぐ後にKubeConに参加するという素晴らしい体験を得ました。
10月にインドからの新メンバーが同じチームにジョインしたこと、さらに11月に海外カンファレンスに参加したこと、これらからとにかく英語力の不足を痛感する様になりましたので、来年も継続して英語は学び続けたいと考えています。
こうして振り返ってみると、結局のところ試行錯誤しながら心身を学び・鍛え続けるしかなく、それらをどんなバランスで自分にうまく合わせながらやっていくかなんだなと、悟った様な気分になる年の瀬の夜になりました。
それではみなさま良いお年を。来年の目標は年が明けたら考えます。